後の祭り 2021 8 14

 緊急事態宣言を出しても、
新型コロナウイルスの感染者が減らない。
 今にして思えば、
今年1月の緊急事態宣言に問題があったと思います。
 あの時も、感染者が増えて、緊急事態宣言が出ました。
多くの人が驚き、警戒をしましたが、
やがて、緊急事態宣言の中味は、
「飲み会禁止令」のようなものだと気づくようになったのです。
 インターネット空間の反応も、
「なあーんだ、飲み会禁止令のようなものだ」というものでした。
 こういう認識があるので、
その後、政府が緊急事態宣言を出しても、
軽く見られるだと思っています。
 今になって思うことは、
飲み会禁止令だったら、緊急事態宣言に相当しないということです。
 やはり、緊急事態宣言というからには、
行動制限のようなものが伴うべきでした。
 多くの人に、特に若者に、
緊急事態宣言=飲み会禁止令という認識ができてしまった以上、
国民の行動を変えるのは、難しいと思います。
 昨年4月の緊急事態宣言では、
大型書店まで休業していました。
 みんなが「ステイホーム」を頑張ったという側面があると同時に、
開いている店が少なかったから人出が減ったという側面もあったと思います。
 国民の認識は、以下のようなものかもしれません。
「緊急事態宣言といっても、重いものと軽いものがある。
昨年4月は重いものだったが、今、出ているものは軽いものだ」
























































































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